羽毛枕(ダウンピロー)Q&A

Q.本当に羽毛まくらは健康にいいの?

A.ダウンピローに使われる羽毛は、ダック(アヒル)の羽毛です。水鳥たちの羽毛には厳しい自然環境を生き抜く機能が備わっています。羽毛まくらはその機能が生かされて保温性、吸湿・発散性に優れ、人間の睡眠が求める適した条件を備えることから健康寝具として高い評価を得ています。

Q.具体的な特徴、他のまくらとの違いを教えてください。

A.

1.ダウンピローに使われている羽毛は空気を多量に含んでいるのでかさ高性に富み、とても軽いです。

2.羽毛は吸湿性・放湿性に富むため、人体から出る汗を吸収し発散を繰り返していますから、他のまくらに比べ蒸れを感じず、さわやかです。但し、羽毛を包む側地の生地や状態によっては多少異なります。

3.羽毛は弾力性に優れ復元率も高いため、他のまくらに比べヘタリにくく、また、収納などで小さく折りたたんでおいても、再使用の際にまくらをほぐしながら空気を含ませれば、元の状態に復元でき、ふんわり感も損なわれません。

4.羽毛まくらはお手入れが簡単なことも特長です。丁寧に使えば、耐久性が長く、側地を交換し、中の羽毛を再利用することができます。

Q.ダウン90%・フェザー10%とかよく耳にするけど?

A.羽毛まくらに使用されている水鳥の羽毛は、その形状からダウンとフェザーの二種類に大別されます。

ダウンは主に水鳥の胸から腹部に多く見られる タンポポ状の羽毛で軽くて空気をたっぷり含んでいます。

フェザーは一般的に羽根と呼ばれる部分で湾曲した羽軸を持ち弾力性があります。

ダウン90%・フェ ザー10%という表示は羽毛まくらの中のダウンとフェザーの混合の重量比率を表わしています。

ダウンは一羽の水鳥から極めて少量しかとれないものです。通常、このダウンが50%以上のものを羽毛まくら(ダウンピロー)と言い、フェザーが50%以上のものを羽根まくらと呼んでいます。

※一般的な羽毛枕はフェザー50%以上(羽根枕)がほとんどです。

Q.買ったばかりのまくらが、少し臭う気がするのですが。

A.多少の羽毛の臭いは、使用しているうちに消えるので心配いりませんが、気になる方は、まくらを丸めて中の空気を抜き外気を吸わせて空気の入れ替えをして下さい。その後、2時間ほど陰干しをして下さい。

それでもなお気になる方は洗濯機で丸洗いをして下さい。

Q.まくらの生地から黒色の影が見えるのですが、ゴミやカビでしょうか?

A.いいえ、ゴミやカビではございません。これは、羽毛を選別除塵・洗浄乾燥・充填などの際に混入する羽毛です。
水鳥には、白色だけではなく、茶色や黒、グレーの水鳥も多く、その羽毛も同じ工場内で加工されていますので少量ですが混入することがございます。決してゴミやカビでは無いので ご安心下さい。

Q.羽毛まくらにダニや虫が湧くような事はございませんか?

A.羽毛まくらからダニや虫が湧くということはありません。ダウンピローの羽毛は、天然水洗浄と熱乾燥オゾン処理により除菌、殺菌が徹底されているので安心です。また、側生地には高密度織物を使用しているため、外からダニが侵入することもありません。

Q.羽毛の膨らみが悪くなってきたのですが、買い替え時ですか?

A.いいえ、買い替えは不要です。羽毛は空気を含み、膨らむ性質のものですが、羽毛が汚れ空気を含む機能が衰えている事が考えられます。ダウンピローはご家庭で丸ごと洗えますので洗濯をお勧めします。

それでも膨らみが足りないと感じたら「リノベーション」をおすすめいたします。